相続が発生・・・第一にすべきことは?
こんにちは。
司法書士・行政書士の千葉諭です。
年末に架けて相続についてご質問をいただく機会が多くなっていますので、念のために、相続が発生したときに第一に何をすべきかを確認しておきましょう。
相続が起きたとき、第一にすべき事柄は、法定相続人の確定です。
亡くなられた方の財産を分けるのは遺産分割協議。
そして。
この遺産分割協議は、法定相続人の全員の同意が必要。
まれにあることなのですが、遺産分割協議書を持ち込まれて相続登記のご依頼をいただいたとき。
戸籍などの書類を確認してみると他にも相続人がいる。。。
再婚だったので、前の結婚の際のお子様達を考慮していなかった。。。
などなど。
相続財産の行方はもちろん気になるでしょう。
しかし、法定相続人全員の合意が必要なのです。
そのためにも、しっかりと事前に確認することが必要です。
タイミングとしては、なるべく早い方が良いのではないでしょうか。
法定相続人の方々が一同に会する49日法要の際に、早い場合には財産の分配の話になるかも知れません。
実際、そのようなケースは多いです。
ですから、戸籍等を取得して法定相続人が誰であるかを確認するのに早すぎるということはないでしょう。
相続による財産の承継。
長い人生でも何回も経験するものではありません。
ですから、当職のような司法書士である専門家を、遠慮無く使って頂ければと思います。
法定相続人が誰なのかを調査することはもちろんのこと、事前に、紛争となる可能性のあることを指摘することもできます。
皆様が円満に相続の手続きを終えることができることを、心から願っております。