会社設立後に銀行口座を作る!
こんにちは。
司法書士・行政書士の千葉諭です。
本日は、会社設立でよく相談頂くお話。
会社名義の口座はいつ作成できるか?
一番注意して頂きたいのは、
会社の効力発生日=登記申請日
だからといって、登記後、すぐに銀行の口座を開設できないという事。
例えば、会社としての取引が近々に迫っており、早急に預金口座を作りたいという場合。
この場合、登記申請を行ったからといって銀行に口座は作れません。
何故か?
銀行は、口座を新たに開設する場合、
①登記事項証明書(登記簿謄本)
②会社印鑑証明書
③定款
等の提出を要求するからです。
会社設立の登記申請を行っても、会社としては成立しているのでが、登記事項証明書や会社印鑑証明書は登記完了後でなければ取得できません。
ですので。
銀行に、口座開設に必要な書類が登記申請時には揃わないんです。
上記のようなことはよくあります。
すぐに会社として取引を開始したい、そのお気持ちは理解出来るのですが、前述のとおり、会社の口座は、登記手続きが完了することが必要。
慌てないために、余裕をもって会社設立のスケジュールを検討しておきましょう。
登記申請後、約1週間~2週間で登記は完了すると思います。
ですから、その日程は、予定として見込んでおきましょうね。
会社設立登記=効力発生日
だからといって、
登記事項証明書と印鑑証明書は登記完了まで取得出来ません。
今日は、そんなよくある話でした。
会社の設立をご検討の方、登記完了までの日程をもあらかじめ見込んでおきましょうね。
もちろん。
わたしも会社設立の相談を受けた際、必ず、このお話をさせて頂いています。
会社設立後に順調にスタートをきって欲しい。
そんな願いから、皆さんにお答えしています。